CMの反響とはおそろしや

そういえば数年前ちょっとした話題になったCMがありました。話題といっても良い方の話題ではなく、批判が殺到して放映中止にまでなった、ダメな方の話題です。

某世界的有名脱毛・徐毛ブランドの「男性化のリスクを防げ!」って題されてたCMシリーズなんですが、私はフツーに何も思わず、皮肉った感じの笑い狙ってるCMだと思ったんですが、批判の内容なんかを見ていると、なるほど奥が深いなあと思いました。

「彼氏と迎える朝編」と「タクシー編」と「救急病院編」と「ペディキュア編」の計4本があったみたいなんですけど、「彼氏と迎える朝編」は、彼氏と一緒のベッドで朝迎えたら、彼氏が彼女のチクチクの脚を触って、パニック状態に陥るっていう展開。

「タクシー編」は、ノースリーブの女性が手を挙げてタクシーを拾おうとして、上げた脇にある毛を目にしたタクシーの運転手に乗車拒否されてしまう展開。

「救急病院編」では救急士にすねの毛を見られて目を丸くされる展開、「ペディキュア編」は、服をめくられるのを拒否する女性客の足のすね毛を見たネイリストに「これは最低、ありえない…」とつぶやかれる展開で、いずれのパターンも「昨日ケアしたんだけど…」と言った途端に、ムダ毛の処理をしなかった女性がモジャモジャの男性に変わってしまって、恥をかくという展開になっていくんですが、ツイッターとかでかなりの悪反響だったようですね。

そういわれてみれば確かに「女性がすねや脇の毛の処理を怠っただけで男扱いされる」っていうメッセージにもとれる設定と展開ですし、女性からの批判が殺到したのも頷けます。

特に無駄毛処理っていうとすごくデリケートなところもあるし、そういうところを意識しながら生きている女性にとっては余計にガツンと悪い意味合いで響いてしまうのかもしれないです。

確かに脱毛とか徐毛とかは女性が対象になっていることが多いのが現実ですが、当然男性だって意識している人はいるし、毛深さを気にして処理している人だっているわけですから、確かにそういう商品を扱う会社としてはターゲットの把握ミスっていう初歩的なところも含んで浅はか過ぎたような気もします。

男女差別って根深いですよね、特に女性が強いたげられる感になってるのって何でなんでしょ。

やっぱり現実問題体格的に力がないからかなあ?いざとなったら力が弱い方がやられちゃうのは生物の普遍的な絶対条件な気もしますしね。

倫理的に精神的に、それぞれに強みや弱味・魅力があるとか言われても、結局物理的なところの真相心理が根強いんでしょうか。いずれにせよ、大衆向けのもの目にする人の殆どが心地よく、残りは無関心なくらいがちょうど良いのかもしれませんね。

などと思いつつも、女性の私は結局せっせと脱毛サロンに通って脱毛に取り組んでいるんですけどね。世の中の風潮に正々堂々と逆行するというのは難しいと思います。